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2005年8月29日 (月)

書籍紹介「失敗学のすすめ」

sippaigaku きわめて有益な本です。一読をお勧めします。

書籍紹介「失敗学のすすめ」
発行元:講談社 
著者:畑村洋太郎 
定価:1600円

 著者の畑村洋太郎氏は東京大学、機械工学の教授ですが(同書の著者略歴による)研究者に似合わず現場の状況、最前線の技術者の心理にも理解が深いようです。この本は多くの事故、失敗を例にそれから教訓を学ぶにはどうするかを教えています。技術系の問題ばかりでなく、経営、組織運営、営業、サービスなどどこでも問題になる事故などを扱っています。

 私は年間百数十冊の本を読んでいますが、この本は昨年もっとも感銘を受けた本の一冊です。下手な書評より下記に原文をいくつかのせましたので参考にして下さい。

 JCOの臨海事故などに対して「日本の技術基盤が崩れかかっている」という論調かあるがこれは一方的な見方である。・・・いずれのケースも日常的な失敗とのつきあい方そのもの問題があり、いわば失敗とうまくつきあうことができなかったことが原因の事故だと、私は考えています。

 人は「聞きたくないもの」は「聞こえにくい」し、「見たくないもの」は「見えなくなる」ものです。しかし失敗を隠すことで起きるのは次の失敗さらに大きな失敗より大きなマイナスでしかありません。大切なのは失敗の法則性を理解し失敗の原因を知り失敗が本当に致命的なものになる前に未然に防ぐ術を覚えることです。これをマスターすることが小さな失敗経験を新たな成長へ導く力にすることになります。

 失敗情報は伝わりにくく、時間がたつと減衰する。失敗情報は隠れたがる、単純化したがる、変わりたがる、神話化しやすい、ローカル化しやすい。

 私自身の体験からもなるほどと思うことがたくさんあります。

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むかし、ちびまる子ちゃんのオープニングソングで、 「エジソンはえらい人、そんなの常識」という歌詞がありました。 常識なのかもしれませんが、 もう少しそのえらさについて、ほめ屋は考えてみたいと思います。 エジソンは 「天才とは1%のひらめきと99%の努力のた...... [続きを読む]

受信: 2005年10月 7日 (金) 23時14分

コメント

この本は私も感銘を受けた本の一冊です。
ほかにも、「定刻発車」
http://club.pep.ne.jp/~mito.yuko/teikoku.htm
は福地山事故の前に発行されていましたが、事後話題になりました。
ちなみに畑村教授たちが整備した
http://shippai.jst.go.jp/
というサイトもあります。

投稿 林 秀 | 2005年8月30日 (火) 15時30分

林 秀さん
コメントありがとうございます。
ご紹介の「定刻発車」の近日中に読んでみます。また畑村教授たちのサイトもざっと見ましたがとても有益な内容です。

ありがとうございました。

投稿 りょうた | 2005年8月31日 (水) 16時46分

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