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2005年9月16日 (金)

情報発信型の人間

toudai 最近、いろいろな人に会って感じることは、それぞれの分野で活躍している人の多くは、情報発信型の人間だということだ。私も含め、凡人はこう思う。「何の利益にもならないことに、なぜ手間ひまかけてメールを出したり、ホームページに運営したりしているのだろう?」と。

 たしかに、その場面だけでは利益になっていなくても情報発信型の人間には、まわりから情報や人が集まってくるものだ。こうして情報人脈が形成されると、そこから必ずしも、経済的な利益だけではないにしろ、思わぬ利益が得られるのだ。彼らはこのことを経験上、よく知っているのだろう。

 よく人間関係はギブ、アンド、テイクと言われるが、私が観察している限り、ある分野で活躍している人たちはギブ、アンド、ギブである。与えることを喜びとしているようにさえ見える。

 情報を発信するためには、感性と情報とエネルギーが必要である。情報発信型の人間は日常的に感性を磨き、情報を取り入れ、そしてエネルギーを蓄積しているのである。そう考えると「各分野で活躍している人」=「情報発信型の人間」という構図は、何となく理解できる。

 わたしも細々とではあるがこうしてブログを運営しているが、これが表現力をつける訓練になっており、自己修養になっているから損にはなっていないと思うのである。

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2005年9月15日 (木)

ランチェスター戦略(3)-効率-

 わたしが竹田陽一氏を高く評価する大きな理由は言っていることが現実的であり具体的であることだ。少なくともわたし自身にとってはそのように思える。

 たとえば仕事の進め方について市販の本にはほとんどこう書かれてある。「仕事は優先順位の高い順番にやるようにすれば効率が上がる。80-20の法則に従って重要な20%を優先させれば効率よく仕事ができて余裕も生まれるというものだ」

 それに対して竹田氏は優先順位が高いかどうかこれが分かる人は戦略実力の高い人であって多くの人はそうではないという。80-20の法則にしても何回も繰り返される仕事なら妥当するかもしれないが、零細企業や個人が一生の内、1回か2回しか行なわないことに80-20の法則は適用できないという。

 わたしは全くその通りだと思う。一般に言われていることが間違っているのではなく自分に適用できるかどうか冷静に考えないと思わぬ落とし穴にはまってしまう。世の中には頭のいい人、能力のある人がいるかもしれないが、ほとんどの人はそうではないはずだ。だから仕事は最初から効率を求めるのではなく、ある程度、量をこなすことが大事である。(実はその道のプロといわれている人は成功したあとでも相当の量をこなしている。ただ表面に出ない、出さないだけである)それからあと徐々に効率を上げる、というのがわたしの経験からも正しい手順というものだろう。

 これは仕事だけでなく勉強でも趣味の世界でもいえることだ。書店に並べられている本のタイトル「効率よく~する」は読んでも良いが初心者がやる方法ではない。

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2005年9月13日 (火)

ランチェスター戦略(2)

 竹田陽一氏の「ランチェスター弱者必勝の戦略」の続きであるが

 結論から言うと次のように行動しろといっている。本書ではそれぞれの根拠と実例を挙げて説明してある。わたしはもっとも重要だと思ったことを数項目上げようかと思ったが全部重要だったのですべて上げることにした。

第1条 弱者は自分の仕事に情熱を持ち熱意に満ちて行動すべし
第2条 弱者は強い会社との競合を避け勝ちやすき場面を選ぶべし
第3条  弱者は全体発想を避けて要点を細分化し攻撃目標を明確にすべし
第4条 弱者は力の分散を避け、重点主義に徹すべし
第5条 弱者はひとりでも多くのお客を作るために総力の7割を投入すべし
第6条 弱者は長時間労働に徹し必勝の12時間、圧勝の14時間を投入すべし
第7条 弱者は管理と計画のため投入時間の3割を配分すべし
第9条 弱者は休日の3割を戦略計画と社員研修に投入すべし
第10条 弱者は”やる前評論”を避け現場主義と体験学習を重視すべし
第11条 弱者は重装備発想を避け軽装備と自由度の高さで勝負すべし
第12条 弱者は安易に人の力に頼らず独自路線を開発すべし
第14条 弱者は間接戦を避けてお客を特定化し最終利用者に接近すべし
第15条 弱者は1日30分のお客様時間を作り得意先の発展と利用者の幸せを祈り感謝を態度で示すべし

この本にはないがその後、別のところでは最後にもう1条あった。それは

「弱者は小さな成功で調子に乗るな」

ということである。

 人間には長年の経験や環境から強い思いこみがあって人によってはなかなか他人の意見を受け入れない傾向の人もいる。逆に言えば成功の基本的な心構えは「すなおな心」というか「他人の意見を受け入れる柔軟な思考」ではないかと思う。

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2005年9月12日 (月)

ランチェスター戦略(1)

4763182544  わたしは36歳の時それまで勤めていた会社をやめて独立しました。資産もない、人脈もない、何もない。あるものといえば電気の資格と10年間の勤務で身につけた技術だけでした。悶々として一晩中考えて出した結論は「一度しかない人生をこのままで終わっていいのか。良くも悪くも自分の人生だ、自分の責任で生きていこう」というものでした。

 そういう状態でしたので何もかもが手探り状態でした。そんな中、書店で「ランチェスター弱者必勝の戦略」という一冊の本に出会ったのです。著者は福岡の竹田陽一という経営コンサルタントでした。内容はそんなに高尚なことではなく、戦略には強者の戦略と弱者の戦略がある。零細企業の業績は社長の戦略実力で決まる。年間に何時間働くべきか、そしてどの分野にいくらの時間を当てるべきかということが書かれていました。私が技術者であったこともあり、具体的に数字で示したあったので非常に分かりやすいものでした。わたしはできることからすぐ実行しました。まず顧客や知り合いの人間にはがきを出すことにしました。毎月、顧客向けにレポートを作成、郵送しました。とにかく接近戦を実行したのです。

 戦略の勉強を本格的にやったかどうかといわれればほめられるほどではありません。ただ実行できるところはすぐ実行してゆきました。競争相手らしい競争相手がいなかったということもあり、3年くらいで自分の仕事は一応の軌道に乗ることができました。

 企業の販売戦略とは違いますがこの竹田陽一氏のランチェスター弱者の戦略は個人としての生き方でも大いに有効であるということを身を持って体験したのでした。考えてみれば中小、零細企業の経営者、あるいは個人事業主にとって企業経営とは個人生活と表裏一体のものですから当たり前といえば当たり前なのかもしれません。

 わたしが読んだころはビジネス社から出版されていましたが現在ではサンマーク出版から文庫本として出版されています。下記は同書のアマゾンでのURLです。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763182544/qid=1126527271/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/250-0934170-1227469

ランチェスター戦略というか竹田氏のランチェスター戦略とわたしの生き方についてはこれから時々触れていきたいと考えています。

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2005年9月 1日 (木)

書籍紹介「ファラデーが生きたイギリス」

  イギリス訪問前この国についての本を読みあさった。イギリスは伝統のある国とはいいながら具体的なイメージがわかない。いろいろな角度から光を当ててみた一つがある人物を通してその国と時代を見てみるということである。

 書店で自然科学関係のコーナーをのぞいていたところおもしろそうな本に出会った。
  書名:「ファラデーが生きたイギリス」 
  著者:小山慶太 
  出版社:(株)日本評論社 

  マイケル・ファラデーという人物について著者の小山氏は書いている。

 一般に歴史上の天才たちは皆、輝かしい業績に包まれ、それぞれ魅力的である。しかしそれだけにあくが強く人間としての評価は毀誉褒貶あい半ばする例が少なくない..
 そうした中、本書の主人公ファラデーは高潔な人柄で知られ世俗の栄誉に淡々とした生き方を貫いた希有な存在であった。清貧に甘んじ科学の研究と啓蒙にひたむきな姿はある種のさわやかさを感じるほどである。

 この本は7章からなっている。1、2章で時代背景と生い立ち、3、4、5章でその仕事ぶり、6章では「清廉高潔の人」として個人的な生活ぶり、最終章では現代物理学とのかかわり、という構成である。わたしは6章から読み進んでいった。

 ティンダルという人が書いた伝記の一節に
 鍛冶屋の息子で製本屋の小僧であった彼が、生涯かけて15万ポンドの財産か一文にもならない科学か、どちらを採ろうかと考えたのはもっともですが、彼は後者を選びました。そうして貧しく死んでゆきました。しかしながら、彼は四十年わたってイギリスの科学の名を諸国民の間に高くしました。

 仕事内容については理系、技術系以外の方々には取っつきにくいかもしれないが、わたしにとってはその仕事ぶり、そしてその生き方に感動したのである。

 実際、イギリスのロンドンを訪問したときファラデー博物館を訪問し、大いに感動して帰ってきた。このときの様子はわたしの別のブログで公開している。

http://nasan.cocolog-nifty.com/henachoko/2005/08/post_4a7b.html  ファラデー記念館

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