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2005年9月15日 (木)

ランチェスター戦略(3)-効率-

 わたしが竹田陽一氏を高く評価する大きな理由は言っていることが現実的であり具体的であることだ。少なくともわたし自身にとってはそのように思える。

 たとえば仕事の進め方について市販の本にはほとんどこう書かれてある。「仕事は優先順位の高い順番にやるようにすれば効率が上がる。80-20の法則に従って重要な20%を優先させれば効率よく仕事ができて余裕も生まれるというものだ」

 それに対して竹田氏は優先順位が高いかどうかこれが分かる人は戦略実力の高い人であって多くの人はそうではないという。80-20の法則にしても何回も繰り返される仕事なら妥当するかもしれないが、零細企業や個人が一生の内、1回か2回しか行なわないことに80-20の法則は適用できないという。

 わたしは全くその通りだと思う。一般に言われていることが間違っているのではなく自分に適用できるかどうか冷静に考えないと思わぬ落とし穴にはまってしまう。世の中には頭のいい人、能力のある人がいるかもしれないが、ほとんどの人はそうではないはずだ。だから仕事は最初から効率を求めるのではなく、ある程度、量をこなすことが大事である。(実はその道のプロといわれている人は成功したあとでも相当の量をこなしている。ただ表面に出ない、出さないだけである)それからあと徐々に効率を上げる、というのがわたしの経験からも正しい手順というものだろう。

 これは仕事だけでなく勉強でも趣味の世界でもいえることだ。書店に並べられている本のタイトル「効率よく~する」は読んでも良いが初心者がやる方法ではない。

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