2005年8月 8日 (月)

マスコミとの知的なつきあい方

prisoner

 参院での郵政法案をめぐって波乱があったから書くわけではないが、政治やマスコミとのつきあい方はスマートにすべきです。特に若い人たちは政治に関心を持つべきでしょうがあまり深入りすべきではありません。大事なことはしっかりした考え方、物事の見方を身に付けることです。それと健全な正義感を持ち続けるべきです。

 感受性の強い若い人たちは何か新しそうなことを情熱的に言う人、団体の影響を受けやすい。政治家やマスコミもそれほど重要でないことをさも国の一大事みたいに言うが、そんな一大事がひんぱんに起こるはずがない。逆に本当に重大なことが何事も なかったかのように流れてゆく。

 しかしながら若い人たちの正義感は必要だしうらやましく思う。ある程度、歳を取ると悪いこととは思いながら、実利の方を選択する。イラク戦争はまさしくそういう事例でした。国際政治に正義などない、あるのは利害と力だけだと主張が堂々と通っている。もちろん全面的に否定するものではないが、ほんとうにそうかなと疑ってみるべきです。イラク戦争の開戦理由などとっくの昔に破綻している。もっと意地悪な言い方をすれば指導者たちはそれを十分承知の上で始めたのかもしれない。そして私たちの指導者もそういう事情を知っていながら、あるいは知らないふりをして支持、派兵したのでした。

 さて、この件についてマスコミはしっかりした検証をし、批判をしたでしょうか。全くしていないなどとは言いませんがきわめて不十分です。なぜか。一つはネタ不足なんでしょう。だいたい情報源の多くが政府発表の記事ですから書くにかけないはずです。テレビなどさらに悲惨です。映像がないと間が持たないのです。北朝鮮関連のニュースではミサイル打ち上げの様子が繰り返し繰り返し流されています。あれなど情報操作というより他に適当な映像がないのが本当の理由ではないかと私は思っています。

 一見、マスコミは政治を批判しているように見えるがいわば同じ業界にいるようなもので持ちつ持たれつの関係にあるわけです。一応批判しないと新聞は売れない、かといって批判しすぎるとつぶされる。最近あった某新聞社と某放送局の騒動もそういう見方で見るとおもしろい。

 誤解のないようにわたしは新聞を2紙、テレビのニュースもNHK、BBCなどよく見ています。政治もマスコミも大事なんです。ただそれが全て真実だと思わないことです。いいかえれば健全な批判精神が今も昔も大事なんです。

                                   りょうた

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