2005年8月 9日 (火)

取材旅行のすすめ

ohaka

 旅行にもいろいろあるが取材旅行というものがあってよいのではないかと思う。取材旅行といえばテレビや雑誌関係、あるいは物書きの人などを思い起こすが一般の人でも取材旅行、別名、大人の修学旅行があってよいのではないかと思う。

 この場合、原則として個人旅行になる。普通の観光旅行と違うのは観光地に行くこともあるが必ずしもそれだけでない。普通の市民が住んでいる住宅地を歩いて直接市民生活を観察してみるのだ。それだけでも多くの情報を得られる。たとえば家の広さはどれくらいか、住んでいる人たちのどういう人たちか、店やスーパーはどんな感じか、学校はどうか、などなど観察してみる。観察といっても学者ではないのだからそれほど厳密でなく自分の住んでいる環境と比べてどうか、人々の習慣はどうかなど肌で感じることだ。

 たとえば横断歩道について日本では歩行者優先で青信号もまあ人がわたりきる時間が確保されている。アメリカやイギリスなどにも横断歩道と信号があるがはっきり言って短い。まあその前に信号を守る人が少ない。

 お墓はどうかといえば日本は先祖代々の墓だが、アメリカ、イギリスでは個人単位か夫婦単位だ。アメリカ東部のニューヨークやワシントンDCでは平らで上が三つ葉の形をした石板が使われている。イギリスにもその類があるが十字架形もある。一般に日本人ほどには墓にこだわりがないようだ。それに数も少ないようだ。個人単位、夫婦単位だからもっと多くありそうなものだがそれほどないところを見るとそもそも墓を作らないのかもしれない。

 ドイツ人は日本人と同じように勤勉だといわれている。しかしながら道路工事現場を見て歩き回ったが働いている人は少なかった。スーパーは平日5時まで、土日は休みだそうだ。4時半頃入店するといやな顔をされるという。これは現地の人から聞いた話である。また環境問題では進んでいるといわれているが、ある大学でゴミ箱をのぞくと分別はいいかげんだった。その話を現地の人にしたら大学はどこでもそんなものだと話してくれた。

 このように取材旅行では一般市民の日常生活を日本との比較で観察してみるのである。あと書店や図書館などにも入ってどんな本がおいてあるか、どんなシステムになっているか観察してみる。アメリカでは書店にはカフェが併設されていることが多い。買った本をそこで読むのだろう。ジャンルは日本と似ているがアメリカ、イギリスで気づくことは伝記、自叙伝のコーナーが割合スペースをとっている。日本で自叙伝を書くことはまあ少ないが、向こうでは成功した人も失敗した人もその記録を残していくようで、またそれを読む人が多いということだろう。こんなちょっとした文化の違いを観察することも取材旅行の目的である。

 ただし何の予備知識もなくいって観察することはできない。できたとしても表面的なものになる可能性が大きい。だから行く前に本を読むなりして予備知識を付けておくことが肝要なのだ。こうすることで観察が深くなり取材旅行を有意義にできる。

                                     りょうた










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